カフェマッキャートとカフェラテは「同じようなもの」と思って頼んでいると、カロリーを約5倍も余分に摂っている可能性があります。
カフェマッキャートとカフェラテは、どちらもエスプレッソとミルクを使いますが、その「比率」がまったく別物です。
カフェマッキャートは「エスプレッソ:フォームドミルク=9:1」が基本比率です。一方、カフェラテは「エスプレッソ:スチームドミルク=2:8」というように、ミルクがかなり多め。つまりカフェマッキャートは「エスプレッソが主役でミルクが脇役」、カフェラテは「ミルクが主役でエスプレッソが隠し味」という立ち位置です。
「マッキャート(macchiato)」はイタリア語で「染みのついた」という意味を持ちます。エスプレッソの表面に浮かぶフォームドミルクが、小さな白い染みのように見えることが名前の由来です。染みが見える程度の少量ミルクですから、コーヒーそのものの苦味・香り・コクを強く感じる飲み物です。
| ドリンク名 | エスプレッソ | ミルク | カロリー(目安) |
|---|---|---|---|
| カフェマッキャート | 9割(約180ml) | 1割(約20ml) | 約19kcal |
| カフェラテ | 2割(約40ml) | 8割(約160ml) | 約99kcal |
| カプチーノ | 3割 | 7割(スチーム+フォーム) | 約88kcal |
つまりカロリーだけで見ると約5倍の差があります。これは使えそうです。
ダイエット中や食後に甘さを控えたい方、サイゼリヤでデザートを食べながらコーヒーを楽しむ方には、カフェマッキャートがうれしい選択肢です。もちろん、カフェラテのようなまろやかな甘味を求めているときは、カフェラテのほうが満足感が高いケースもあります。
参考:コーヒーメニュー別カロリーの詳細な算出方法はこちらが参考になります。
コーヒーのカロリーは自分で淹れるといくつ?12のメニューを解説 | コーヒー日和
「カフェマッキャート」と「ラテマッキャート」、名前が似ていて混同しやすいですが、実は作り方が正反対の飲み物です。
カフェマッキャートは「エスプレッソにミルクを注ぐ」のに対し、ラテマッキャートは「ミルクにエスプレッソを注ぐ」という順番の違いがあります。これだけの違いで、味わいが大きく変わります。
カフェマッキャートはエスプレッソが主体なので、コーヒーの苦味・香り・コクを力強く感じます。一方でラテマッキャートはスチームミルクとフォームドミルクをたっぷり用意し、その上からエスプレッソを少量(ハーフショット15ml程度の場合も)注ぐため、ミルキーでほのかにコーヒーの香りがする、まろやかな仕上がりになります。
比較すると、以下のようになります。
| 比較項目 | カフェマッキャート | ラテマッキャート |
|---|---|---|
| 注ぐ順番 | エスプレッソ→ミルク | ミルク→エスプレッソ |
| ミルク量 | 少量(フォームドミルクのみ) | 多め(スチーム+フォーム) |
| 味わい | エスプレッソ強め・苦味あり | ミルク感強め・まろやか |
| 容器 | デミタスカップ(小型) | やや大きめのカップ |
デミタスカップというのは容量60〜90mlほどの小型カップで、名刺の横幅(約90mm)程度のサイズ感です。見た目も本格的でエスプレッソ文化を体感できます。
サイゼリヤのドリンクバーにはカプチーノが用意されており、これがラテマッキャートに近い「ミルク多め・エスプレッソ少なめ」の系統に当たります。エスプレッソをカップに注いでからカプチーノを少量足してみるアレンジは、本場イタリアのカフェマッキャートに近い味わいに近づきます。
参考:カフェマッキャートとラテマッキャートの作り方の詳細はこちら。
「カフェ・マキアート」と「ラテ・マキアート」の作り方やその違い | norinocafe
サイゼリヤのドリンクバーは、セット時わずか税込100円という価格ながら、本格的なイタリアンコーヒーが楽しめます。これは安いですね。
サイゼリヤのコーヒーは「蒸気を使った高圧抽出のイタリア式」で、その場でコーヒー豆を挽いて抽出しています。公式サイトにも「本場イタリアのコーヒーを楽しんでいただきたい」という思いが明記されています。ラインナップには、エスプレッソ・カプチーノ・アイスカプチーノ・コーヒー・アイスコーヒー・アメリカンが揃っています。
ドリンクバーを活用してカフェマッキャートに近い体験をするポイントは次の3ステップです。
- Step 1:エスプレッソを少量(約30〜40ml)カップに注ぐ
- Step 2:カプチーノのフォームドミルク部分を少量だけ上にのせる(染みをつけるイメージ)
- Step 3:砂糖は好みで添えるが、まずは無糖で風味を確認する
1996年にドリンクバーを開始した当初から、カプチーノと100%オレンジジュースが人気を集めていたほど、サイゼリヤはイタリアンコーヒー文化の普及に積極的です。
ただし注意点があります。ドリンクバーに含まれる炭酸水・水は無料で利用できますが、レモンポーションやガムシロップはドリンクバーを注文した人向けのものです。マナーとして、ドリンクバーを注文してから使うようにしましょう。
参考:サイゼリヤのドリンクバー詳細はこちらで確認できます。
混同しやすいコーヒーメニューを、一度きれいに整理しておきましょう。
まずカフェオレとカフェラテの違いは「使うコーヒーの種類」です。カフェオレはドリップコーヒーをベースにして牛乳を加えますが、カフェラテはエスプレッソをベースにして牛乳を加えます。この違いは意外に知られていません。
カプチーノは「エスプレッソ:スチームドミルク:フォームドミルク=1:1:1」が基本で、フォームドミルクの厚さがカップの縁から1cm以上あるのが特徴です。一方、カフェラテはフォームドミルクが1cm未満とごく薄め。見た目は似ていますが、泡の厚さで区別できます。
そしてカフェマッキャートはその中でも最もエスプレッソ比率が高く、フォームドミルクは文字通り「染み」程度です。各ドリンクのポジションをエスプレッソ濃度で並べると、次のようになります。
- 🟤 カフェマッキャート:エスプレッソが最も強い
- 🟤 エスプレッソ:ミルクなしで最も純粋
- ☕ カプチーノ:エスプレッソとミルクが均等
- 🍶 カフェラテ:ミルクが多くまろやか
- 🥛 カフェオレ:ドリップベースでさらにマイルド
コーヒーの苦味が得意な方はカフェマッキャートやカプチーノ、苦味が少し苦手な方はカフェラテやカフェオレを選ぶと後悔しにくいです。これが原則です。
サイゼリヤで食後のコーヒーを選ぶとき、甘いデザートと合わせるならカフェマッキャートの強いエスプレッソ感がよい「口直し」になります。ティラミス(税込300円)やコーヒーゼリー(税込319円)との相性は特に抜群で、コーヒーの苦味が甘味を引き立ててくれます。
参考:各コーヒーメニューの比率と特徴を網羅的にまとめたページです。
マキアートとラテ・マキアートは何が違う? | コーヒーステーション
サイゼリヤのドリンクバーで本格コーヒーの世界に踏み込んだなら、自宅でも楽しみたくなるはずです。
カフェマッキャートを自宅で作るのに必要な道具はシンプルです。エスプレッソを抽出できる機器(エスプレッソマシンまたはマキネッタ)と、ミルクを泡立てるミルクフォーマーの2点があれば始められます。
ミルクフォーマーには「ハンディタイプ(電動スティック)」と「全自動タイプ」の2種類があります。ハンディタイプは1,000〜3,000円程度から購入でき、泡立て器のように牛乳に差し込んでボタンを押すだけです。全自動タイプは5,000〜15,000円程度ですが、ボタン一つで温めながら泡立てができます。
フォームドミルクを上手に作るポイントは3つです。
- ❄️ 牛乳は冷えた状態からスタートする(冷えているほど細かい泡ができやすい)
- 🌡️ 目標温度は65〜70℃(それ以上に加熱すると泡立ちにくくなる)
- 🔄 ミルクフォーマーをやや傾けて円を描くように動かすと均一な泡になる
カフェマッキャートの場合、デミタスカップ(容量60〜90ml)にエスプレッソを約30mlほど抽出し、フォームドミルクをスプーン1〜2杯分(約10ml)だけ表面にのせるだけで完成します。砂糖を入れたい場合は、エスプレッソを注ぐ前にカップへ入れておくと溶けやすくなります。
マキネッタ(直火式エスプレッソメーカー)は3,000〜5,000円前後で購入でき、本格的なエスプレッソを抽出できます。ビアレッティ社のモカエキスプレスが国内外で定番として知られており、コンパクトで扱いやすい点が評価されています。
サイゼリヤで「この味が好き」と感じたら、自宅でも同じイタリア式コーヒーをぜひ再現してみてください。カフェ通いのコストを考えると、器具代は数ヶ月で元が取れます。