セッピアソースは口周りが汚れないのに、実はドラマの「セッピア」は血まみれで死ぬ。
海外ドラマ『スパルタカス(Spartacus: Blood and Sand)』は、2010年にアメリカのSTARZチャンネルで放送開始された歴史アクションドラマです。古代ローマの剣闘士スパルタカスを主人公に、奴隷解放を目指した実際の反乱「第三次奴隷戦争」を下地にしたストーリーが展開されます。過激な暴力描写と官能的なシーンが話題を集め、世界的に人気となった作品です。
日本でもAmazonプライムビデオなどの配信サービスで視聴可能で、根強いファンを持ちます。
物語はシーズン1「血と砂」から始まり、前日譚の「ゴッド・オブ・アリーナ」、シーズン2「復讐(VENGEANCE)」、シーズン3「ザ・ファイナル」の計4作で完結します。
「セッピア(Seppia)」というキャラクターが登場するのは、シーズン2「復讐」です。
ここが重要です。
シーズン2で初登場する登場人物の一人であり、ドラマの視聴者の間でも印象深いキャラクターとして語り継がれています。
主人公スパルタカスを演じた俳優は2人存在します。シーズン1のアンディ・ホイットフィールドがガンの再発で降板・死去したため、シーズン2からはリアム・マッキンタイアが引き継ぎました。この主役交代劇自体も大きな話題となりました。日本語吹き替え版では、両者のスパルタカスを声優の小山力也さんが担当しています。
スパルタカス(2010年のテレビドラマ) - Wikipedia:キャスト・あらすじの詳細はこちら
セッピア(Seppia)は、シーズン2「復讐」に登場するローマ貴族の若い女性です。彼女は兄のセッピウス(Seppius)と共に登場し、シーズン2の第1話「フジティウス」から第9話「モンスターズ」まで出演します。演じているのはオーストラリア出身の女優ハンナ・マンガン=ローレンスです。
これが面白いところです。
セッピアは一見すると「明るく無邪気な貴族のお嬢様」に見えます。しかし実際には、非常にずる賢く、自分の欲しいものを手に入れるためならどんな手でも使う、策略家の側面を持っています。外見の無垢さと内面の腹黒さのギャップが、このキャラクターの最大の魅力です。
彼女の兄・セッピウスはスパルタカスの反乱軍を捕まえようとする傭兵部隊を率いており、地域の有力者として登場します。その弟が実際にはセッピアを「特別な気持ち」で見ていたというダークな伏線は、制作側から事後的に明かされた裏設定です。
セッピアはのちに法務官グラベルの愛人となりますが、自分の兄を殺したのが他ならぬグラベル本人だという事実を知ります。「復讐を求む」という言葉を残した彼女は、グラベルを暗殺しようとします。しかしその計画はイリティアの罠にはまり、最終的にイリティアの手によってバスタブの中で喉を切られ、命を落とします。
つまりセッピアの死がポイントです。
この一連の展開は、サイゼリヤの「セピアソース」の茶褐色と奇妙なほど結びつく「血に染まる」イメージを連想させると、ドラマファンの間で語られることもあります。
セッピア最大の名台詞は次の言葉です。
「私が求めるのは正義じゃない。復讐だ。(I do not seek justice. I seek vengeance.)」
この台詞は、ドラマ全体のテーマである「復讐」を凝縮した名シーンとして語り継がれています。サイゼリヤでセピアソースを食べるとき、この台詞を思い出すと食事が一段とドラマチックになるかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 登場シーズン | シーズン2「復讐(VENGEANCE)」 |
| 初登場話数 | 第1話「フジティウス」 |
| 最終登場 | 第9話「モンスターズ」 |
| 演じる俳優 | ハンナ・マンガン=ローレンス(オーストラリア出身) |
| 身分 | ローマ貴族 |
| 死因 | イリティアに喉を切られる |
| 最大の名台詞 | 「正義を求めない。復讐を求める」 |
Seppia - Spartacus Wiki(英語):セッピアの詳細な登場エピソード・人物関係はこちら
スパルタカスを初めて観る人向けに、まず「視聴順」について確認しておきましょう。
作品は放送順に「シーズン1:血と砂」→「前日譚:ゴッド・オブ・アリーナ」→「シーズン2:復讐」→「シーズン3:ザ・ファイナル」の順番で展開されます。セッピアが登場するシーズン2を楽しむためには、まずシーズン1を観ることが不可欠です。
シーズン1が基礎です。
シーズン1では、スパルタカスが剣闘士として鍛えられていく様子や、主要キャラクターたちの関係が丁寧に描かれます。シーズン2でセッピアと複雑に絡み合うイリティアやルクレティアとの関係も、シーズン1を観てこそ深く理解できます。
2026年3月時点では、Amazon プライムビデオで字幕版・日本語吹き替え版ともに視聴できることが確認されています。月額600円(税込)のAmazonプライム会員であれば追加費用なしで視聴可能なシーズンもありますが、一部シーズンはレンタル購入が必要な場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
| サービス名 | 視聴形式 |
|---|---|
| Amazon プライムビデオ | レンタル/購入(一部無料) |
| Apple TV | レンタル/購入 |
なお、このドラマはR15相当の暴力・性描写を多く含んでいます。視聴環境に注意が必要ですね。
Amazon プライムビデオ「スパルタカス」シリーズページ:視聴可能なシーズン一覧はこちら
「セッピア」という言葉の起源を辿ると、サイゼリヤのあの人気パスタと海外ドラマが同じルーツを持っていることがわかります。これは意外ですね。
イタリア語で「ネーロ・ディ・セッピア(Nero di Seppia)」とは、「コウイカの墨」を意味します。「セッピア(Seppia)」そのものが、イタリア語でコウイカを指す単語です。この茶褐色の顔料は、かつて絵の具や画材のインクとして使われており、その色を英語・日本語で「セピア色(sepia)」と呼ぶようになりました。歴史的に見ると、コウイカの墨は食料としてではなく芸術の道具として先に普及していたわけです。
ローマ時代を舞台にしたドラマ『スパルタカス』のキャラクター名「セッピア」も、このイタリア語の「コウイカ」に由来すると考えられています。古代ローマが舞台であることから、ラテン語・イタリア語系の名前が登場人物に多く使われているためです。
つまり「セッピア」が原則です。
サイゼリヤの「イカの墨入りセピアソース」のメニューには英語表記で「Spaghetti NERO DI SEPPIA」と記載されています。サイゼリヤに行ったとき、メニューのこの表記を見てみると、食事がいつも以上に深く感じられるはずです。
このように1つの言葉が、イタリア料理・絵画の歴史・そして海外ドラマのキャラクターに至るまで多岐にわたって使われているのは、知識としてとても面白いポイントです。
イカ墨パスタ発祥の真実:「ネーロ・ディ・セッピア」の語源と歴史の詳細はこちら
サイゼリヤの「イカの墨入りセピアソース」は、税込500円(本体価格455円)で楽しめるパスタです。1983年にサイゼリヤのメニューとして初登場して以来、40年以上愛され続けているロングセラーです。
2024年2月21日、このメニューは大幅にリニューアルされました。
最大の変更点は、ソースの色です。それまでは「真っ黒」だったイカ墨ソースが「セピア色(茶褐色)」に変わりました。理由はSNSでよく話題になった「口周りが真っ黒に汚れる」という問題への対応です。デートや食事に誘われた場面で、食後に口周りが黒くなってしまうのは確かに困りものでした。
これが大事な変更点です。
現行の「イカの墨入りセピアソース」のカロリーは1食あたり約596kcalで、リニューアル前の旧「イカの墨入りスパゲッティ」の約658kcalと比べて約60kcalほど減っています。ちょうどご飯半膳(約100g・168kcal)の約3分の1ほどのカロリーが抑えられた計算です。
ソースの特徴はイカのワタ(内臓)を加えることで旨味を引き出している点にあります。タウリン・アスパラギン酸・グルタミン酸などの旨味成分を豊富に含み、一口ごとに海の深いコクが広がります。
リニューアルに対しSNS上では賛否両論が巻き起こりました。「口周りが汚れないなら食べてみたい!」という歓迎の声がある一方、「真っ黒だったからこそ好きだった」「見た目のインパクトがなくなった」という旧ファンからの反発もありました。
ただ、実食した人の大多数からは「旨味はしっかりある」「500円でこの味は信じられない」という高評価が得られています。むしろ、旧バージョンより脂っこさが抑えられ食べやすくなったという声も多いです。
サイゼリヤを頻繁に訪れる人の間では、このセピアソースに「エスカルゴのオーブン焼き(税込400円)」を合わせる食べ方が人気です。エスカルゴのバター風味とイカ墨ソースの組み合わせは、高級レストランで提供されるような贅沢な味わいになります。合計900円で本場イタリア風の一皿が完成することになります。これは使えそうです。
また、一部店舗ではパスタをペンネに変更(+30円)することが可能なオプションがあります。知っている人が少い「裏メニュー」的な活用法で、スマートフォンでの注文時は選択できないため店員を呼んで直接確認するのが正解です。
イカの墨入りセピアソース - サイゼリヤ公式ページ:アレルゲン・詳細情報はこちら