世界チャンピオンのジェラートが450円で買えると、あなたは食べ過ぎて後悔するかもしれません。
ジェラテリア アズーロ(Gelateria Azzurro)は、滋賀県彦根市の銀座商店街に2018年4月にオープンしたジェラート専門店です。店名はイタリア語で「Gelateria=ジェラートのお店」「Azzurro=青」を意味しており、琵琶湖の青をイメージしたネーミングとなっています。
このお店を立ち上げたのは彦根市出身のオーナー・青池貴司氏です。元気を失いつつあった銀座商店街に「ここに人を呼ぶ」という強い思いで出店を決意しました。プロデュースを担当したのが、2017年にイタリア・パレルモで開催された世界最大のジェラートフェスティバル「Sherbeth Festival」において、アジア人として史上初めて総合優勝を果たした柴野大造氏です。BMXの世界チャンピオンからの紹介で二人が出会ったというエピソードも印象的で、まさに人と人のつながりから生まれた奇跡のお店です。
オープン初日には700人が来店し、最初の1カ月だけで1万2,000人もの来客があったとされています。サイゼリヤのような「日常使いできる本物のおいしさ」を目指す姿勢が多くの人の心をとらえました。
お店の内装は青を基調としたおしゃれな空間で、オーナーの本業である「GALLERY 空(くう)」がデザインを担当しています。清潔感があり、SNS映えする雰囲気も若い世代から人気を集めた理由の一つです。
食べログ「ジェラテリア アズーロ」のページ(口コミ68件・保存1763人)
ジェラテリア アズーロの価格体系はシンプルです。シングル450円・ダブル550円・トリプル650円の3段階で、カップかコーンかは同料金で選択できます。さらに、どのサイズを注文しても「スプーン1口分のおまけ」をサービスしてくれるというおもてなしが嬉しいところです。
ただし、コンテスト入賞作品や低カロリー商品を選ぶ場合は、1種類につき追加で100円かかる点には注意が必要です。たとえばダブルで両方ともチャンピオンフレーバーにすると750円になります。全品チャンピオンフレーバーでトリプルにすると900円です。
フレーバーは大きく5カテゴリーに分かれています。
| カテゴリー | 代表フレーバー | 特記事項 |
|---|---|---|
| コンテスト入賞作品 | グランピスタチオ、パイン・セロリ・リンゴのソルベ、オレンジバニラマスカルポーネ | +100円 |
| 滋賀特産 | みずかがみ(近江米)、近江茶(抹茶) | — |
| 滋賀県産食材 | 彦根梨、多賀人参、煎茶レモン、南浜ぶどう、比良すいか、坊っちゃんかぼちゃ | 日替わり・季節限定あり |
| 一般メニュー | チョコバナナ、いちごヨーグルト、はちみつオレンジ、ゆず | — |
| 低カロリーメニュー | 低カロリーバニラ(100kcal以下) | +100円 |
チャンピオンフレーバーの「パイン・セロリ・リンゴのソルベ」は、2017年に世界大会で実際に優勝したレシピを再現したもの。イタリア人が最も苦手とするセロリをあえて使い、その香りが口の中でさっと広がって爽やかに消えていくというユニークな作品です。つまり"意外な素材こそが世界一の鍵"という発想で生まれたフレーバーです。
日替わりで15〜18種類が並ぶため、何度訪れても新しい発見があるのがリピーターを生む理由にもなっています。
甘いスイーツなのにカロリーが気になる、というのはサイゼリヤでデザートを楽しむ方なら誰でも感じる悩みです。実は、ジェラートはアイスクリームと比べてカロリーが大幅に低いという事実があります。
一般的なアイスクリームは100gあたり約180kcalなのに対し、ジェラートは100gあたり約120kcal前後とされています。差にすると約60kcal、これはおよそ半個分のサイゼリヤのティラミスに相当するほどの違いです。
アズーロではさらに踏み込み、100kcal以下の低カロリーバニラを用意しています。これは普通のアイスクリームの約半分以下のカロリーです。カロリーオフが基本です。
また、ジェラートには加工品の使用を極力抑え、毎日新鮮な食材を調理してイタリア製のジェラートマシンで製造するという製造姿勢があります。素材の味がダイレクトに伝わるため、「後味スッキリ、いくつでも食べられる」という口コミが多い理由はここにあります。
スイーツを楽しみたいけれどカロリーは抑えたいという方には、低カロリーバニラや、果物や野菜をベースにしたソルベ系フレーバーを選ぶのがおすすめです。ソルベ系は乳製品を使わないため、乳糖不耐症の方や乳アレルギーが気になる方にとっても選択肢の一つになります。
ジェラートとアイスクリームのカロリー差についての詳細(Sweet-Kiss)
ジェラテリア アズーロの彦根銀座本店は、滋賀県彦根市銀座町4-27に位置しています。JR彦根駅西口から徒歩約15〜17分という距離感で、彦根城の観光ルートからも歩いていける距離です。
ただし、アクセスには注意が必要です。彦根城までは観光客の足も伸びやすいですが、その先の銀座商店街まで来る人は少ないというのがオーナーの本音でした。銀座商店街の活性化を目指してこそ生まれたお店だからこそ、ぜひ足を伸ばしてほしい場所です。
駐車場については、初めて訪れる人が迷子になりやすいという口コミが多数あります。これは注意が必要です。お店の西にあるローソン脇の一方通行の細道を抜けた先に長光寺駐車場があり、そこの24・25・26番が専用スペースです。3台分しかないため、満車の場合は近隣の一日200円程度のコインパーキングを利用することになります。
草津店は「Gelateria Azzurro 草津エイスクエア店」として、滋賀県草津市西渋川1-23-1のアルプラザ草津1Fフードコート内にオープンしました(2023年4月21日)。こちらはショッピングモール内のため駐車場は広々としており、家族連れでも利用しやすい環境です。営業時間はエイスクエアに準じ、10:00〜21:00となっています。
| 店舗 | 住所 | 営業時間 | 定休日 |
|---|---|---|---|
| 彦根銀座本店 | 滋賀県彦根市銀座町4-27 | 11:00〜19:00 | 水曜日 |
| 草津エイスクエア店 | 滋賀県草津市西渋川1-23-1 アルプラザ草津1F | 10:00〜21:00 | エイスクエアに準ずる |
なお、2024年9月23日にアズーロのFacebookにて「無期限休業」の告知が出たという情報があります。訪問の際は事前に公式SNS等で最新の営業状況を確認することを強くおすすめします。
サイゼリヤが愛される理由の一つは、「他ではなかなか食べられないメニューへの好奇心」を満たしてくれるところにあります。エスカルゴ、アロスティチーニ、ランブルスコ——普通のファミリーレストランではお目にかかれないものが並ぶ、その独自性がファン心理を刺激します。その観点から言えば、アズーロの「鮒ずしジェラート」はまさに「同じ匂い」を持つ一品です。
鮒ずしといえば、滋賀県の発酵食品として知られ、独特の香りと濃厚な旨味が特徴です。好き嫌いがはっきり分かれるこの食材を、なんとジェラートに仕立ててしまうという発想は、サイゼリヤがエスカルゴをファミレスのメニューに載せるほどの驚きがあります。
鮒ずしジェラートは、1日10個限定の特別メニューとして提供されていました。店頭での即日購入のほか、オンラインショップの特産セットにも含まれていた時期があります。味わいについては、「クリームチーズのような風味で、鮒ずし職人にも好評」とオーナーが語っていました。発酵食品特有の塩気と旨味が、ミルクの甘さと予想外にマッチするというわけです。
これはいい発見ですね。こうした「聞いたことはあるけど手が出なかった滋賀の名産」をジェラートという親しみやすい形で体験できる点が、アズーロの最大の強みの一つです。
彦根城を見学した後、銀座商店街を歩きながら鮒ずしジェラートを片手に持つ。この体験は旅行の記憶として強く刻まれるはずです。世界チャンピオンが設計した「滋賀の素材の世界観」を通して、地元食文化への理解が深まるという副次的な効果もあります。
また、アズーロにはジェラートだけでなく、「世界一のアップルパイ」と呼ばれるスイーツも存在します。30年連続でパスタ世界チャンピオンに選ばれたイタリアの巨匠マルコ・パオロ・モリナーリ氏が手掛けたもので、横浜中華街のお土産ランキングでも1位に選ばれたことがあるほどの逸品です。ジェラートと合わせてアフォガート(ジェラート+エスプレッソ)にするのも、ここでしか味わえないサイゼリヤのアフォガートに負けない体験になります。
アズーロの鮒ずしジェラートや彦根の魅力についての詳細レポート(webaminchu)