ワインの種類と一覧 度数と合う料理解説

ワインの種類とアルコール度数、それぞれに最適な料理を詳しく解説。サイゼリアでも楽しめるワインの特徴から、フルボディからライトボディまでの違いと相性の良い料理まで網羅。あなたの好みに合うワインと料理のペアリングを見つけませんか?

ワインの種類と度数による合う料理

ワインの種類とその特徴
🍷
赤ワイン(8%~15%)

ライト・ミディアム・フルボディに分類され、濃厚な肉料理からあっさりした魚料理まで幅広くペアリング可能

🥂
白ワイン(8%~14%)

スッキリタイプとコクのあるタイプに分かれ、魚介料理や和食、揚げ物との相性が抜群

🍾
スパークリング(8%~13%)

微発泡で飲みやすく、食前酒やデザートとのペアリングに最適

ワインの種類と基本的な度数分類

ワインは大きく分けて赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインの3種類に分類されます。アルコール度数はワインによって大きく異なり、一般的には8%から15%程度の範囲に収まっています。
赤ワインの度数と特徴

  • ライトボディ:8%~11%程度
  • ミディアムボディ:11%~13%程度
  • フルボディ:13%~15%程度

白ワインの度数と特徴

  • さっぱりタイプ:8%~12%程度
  • コクのあるタイプ:12%~14%程度

スパークリングワインの度数

  • 一般的に8%~13%程度で、甘口タイプは度数が低め

特に興味深いのは、オーストラリアのモリードゥーカーが出している「The Boxer」というシラーズは、アルコール度数16.5%と、通常のワインを大きく上回る高度数ワインも存在することです。

サイゼリアワインの種類と度数一覧

サイゼリアでは、リーズナブルな価格で本格的なイタリアワインを楽しむことができます。以下に主要なワインとその特徴をまとめました。
グランドメニューのワイン

  • ランブルスコ・セッコ(赤・微発泡・辛口):約11% フルーティーで飲みやすい
  • ランブルスコ・ドルチェ(赤・微発泡・甘口):約8% 甘みがあり初心者向け
  • ベルデッキオ(白・辛口):約13% すっきりとした辛口
  • ドン・ラファエロ(白・発泡・辛口):約10~11% コクがあり、魚料理と相性抜群
  • キャンティ(赤・辛口):約12~13% 深みのある味わいで肉料理に合う

スペシャルワイン(一部店舗限定)

  • オーリ(白):約13% 蜂蜜のような甘い香りが特徴
  • バケレット(白):約13% 強いフルーティな香り
  • サリーチェ サレンティーノ リゼルバ(赤):約13% 熟した香りと適度な渋み

サイゼリアのワインは全てイタリア産で、本格的な味わいを手頃な価格で楽しめることが最大の魅力です。

フルボディワインと相性抜群の濃厚料理

フルボディの赤ワインは、アルコール度数が13%~15%と高く、タンニンが豊富でしっかりとしたコクのある味わいが特徴です。「濃いワインには濃い料理」という原則に従い、以下のような料理との相性が抜群です。
フルボディに最適な料理例

  • 豚の角煮:脂がしっかりのった肉の旨みがワインの深みと響き合う
  • ビーフシチュー:デミグラスソースの濃厚さがワインの重厚感とマッチ
  • ラム料理:ジューシーで柔らかな肉質がタンニンと美しく調和
  • サラミやパテ:塩気と脂分がワインの果実味を引き立てる

和食との意外な相性
すき焼きやチンジャオロースなど、醤油ベースの濃い味付けの料理も、フルボディの赤ワインと非常によく合います。特に、黒酢を効かせた酢豚は「鉄板の組み合わせ」として知られています。
フルボディワインを選ぶ際は、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどの品種がおすすめで、これらは13.5%~15%のアルコール度数を持つことが多いです。

ミディアムボディワインと家庭料理のペアリング術

ミディアムボディの赤ワインは、アルコール度数が11%~13%程度で、重過ぎず、酸やタンニンがほどよい味わいが特徴です。このため、多くの料理とマリアージュを楽しめる万能タイプとして人気があります。
ミディアムボディが得意とする料理

  • 照り焼き系料理:醤油ベースのしっかりした味わいと絶妙にマッチ
  • トマト煮込み系:酸味とコクのバランスが料理の美味しさを引き立てる
  • 中華系オイスターソース炒め:濃厚なソースとワインの果実味が調和
  • お好み焼き:意外にもソースの甘辛さとよく合う

家庭料理との相性の良さ
ミディアムボディは「和洋折衷さまざまな料理が出てくる家庭料理との相性がとれやすい」という特徴があります。例えば、カレーライスや味噌鍋といった日本の家庭料理とも相性が良く、普段の食事をワンランクアップさせることができます。
調理のコツとして、フルボディ向けの料理でも「少し味付けを優しくすることでマッチする」ため、自炊の場合は味の調整でペアリングの幅を広げることが可能です。

白ワインの度数別特徴と最適料理マッチング

白ワインは大きく「スッキリタイプ」と「コクのあるタイプ」に分類され、それぞれアルコール度数と味わいが異なります。
スッキリ白ワイン(8%~12%)の特徴と料理
ソーヴィニヨン・ブランやリースリングに代表されるこのタイプは、爽やかな柑橘や青リンゴのアロマとキレのある酸が魅力です。

  • 生牡蠣:レモンを絞ったような爽やかさとワインのフレッシュさが共鳴
  • 鮮魚のカルパッチョ:素材の透明感とワインのクリアさが美しく調和
  • 揚げ物:ワインの酸が油を洗い流し、後味をクリアに整える
  • 白身魚の刺身:辛口系白ワインとの相性が抜群

コクのある白ワイン(12%~14%)の特徴と料理
樽熟成によるナッツやロースト香、バターのようなリッチさを持つシャルドネやヴィオニエが代表的です。

  • 豚しゃぶ:ポン酢よりもゴマダレでワインのふくよかさと調和
  • 牡蠣のポシェ:火を入れることで旨みが引き立ち、ワインの深い風味と寄り添う
  • クリーム系料理:カニクリームコロッケなど、バターの風味と共鳴

白ワインの適温は8~12℃が理想的で、開封後はコルクやストッパーを使い冷蔵保存することが重要です。