実は「クワトロフォルマッジ」という名のピザは、現在のドミノピザの通常メニューにありません。
「クワトロフォルマッジ」と「ドミノのクワトロピザ」、この2つを同じものだと思っていませんか?実はここに大きな違いがあります。
「クワトロフォルマッジ(Quattro Formaggi)」とは、イタリア語で「4種のチーズ」を意味するピザの名称です。「クワトロ(Quattro)=4」「フォルマッジ(Formaggi)=チーズ(複数形)」を組み合わせた言葉で、1枚のピザに4種類のチーズを乗せることで、それぞれのチーズの風味が層を成す、チーズ特化型のピザのことを指します。
一方、ドミノピザが1997年に日本独自で開発した「クワトロ・ピザ」は、1枚のピザを4つのブロックに分けて「4種類の異なるフレーバー」を楽しめるという、まったく別コンセプトの商品です。これは幕ノ内弁当のように「複数の味を一度に楽しみたい」という日本人の食文化から生まれた発想で、海外のドミノピザにはない純粋なジャパンオリジナルです。
つまり「クワトロ」という言葉の使い方が、イタリアでは「4種チーズの深み」を、日本では「4つの味の多様性」を意味するという、面白い乖離が起きているわけです。
それを踏まえて現在のドミノピザのメニューを見ると、チーズに特化した「クワトロ・カマンベールミルフィーユ」や「チーズ3兄弟クワトロ(期間限定)」が、クワトロフォルマッジに最も近い位置づけの商品です。いわばドミノ版クワトロフォルマッジと呼べる存在ですね。
過去には「クワトロ フォルマッジ」という名称のメニューが期間限定で登場したこともあり(カマンベール・モッツァレラ・ブルー・パルメザンの4種チーズ構成)、当時のファンの間では今でも話題になっています。
参考:ドミノピザ公式「クワトロ・カマンベールミルフィーユ」メニューページ(チーズ系クワトロの詳細が確認できます)
https://www.dominos.jp/menu-pizza/1745
クワトロフォルマッジの魅力の核心は、チーズ同士の「掛け算」にあります。
使われるチーズに厳密な定義はありませんが、本場イタリアや日本の多くのピッツェリアで採用される代表的な4種の組み合わせは、モッツァレラ・ゴルゴンゾーラ・パルミジャーノレッジャーノ・タレッジョ(またはカマンベール・グラナパダーノ)です。それぞれの役割を整理すると、下記のようになります。
| チーズ | 特徴 | ピザでの役割 |
|---|---|---|
| 🧀 モッツァレラ | マイルドでとろける食感 | 全体のベース。伸びとまとまりを出す |
| 🔵 ゴルゴンゾーラ | 青カビ由来の強い塩気・風味 | 個性の主役。アクセントになる |
| 🟡 パルミジャーノ/パルメザン | 硬質でうまみと塩分が凝縮 | 深みとコクを底上げする |
| ⚪ カマンベール/タレッジョ | クリーミーで穏やかな香り | 全体の口当たりをまろやかにする |
この4種の理想的な配合比率は、モッツァレラ50%・ゴルゴンゾーラ15%・パルミジャーノ20%・グラナパダーノ15%が黄金比として語られることが多いです。これはピザ生地の上で各チーズが溶け合ったとき、特定のチーズだけが浮き上がらず、全体で一体感を生むための比率です。
ゴルゴンゾーラは青カビチーズの一種で、日本人がもっともクセを感じやすいチーズです。ところが、焼き上げることでそのクセが和らぎ、他のチーズのまろやかさと混ざることで「クセが美味しさ」に変わるのが面白いところです。これがクワトロフォルマッジならではの醍醐味といえます。
チーズの塩味と香りが合わさった複合的な風味は、単一チーズのピザとはまったく別の次元の体験です。つまりチーズの「4種合わせ技」がポイントです。
参考:4種のチーズの組み合わせと風味についての詳細解説(ピザ専門サイト)
https://www.pizza-fontana.com/note/4種類のチーズが良くあう「クアトロフォルマッジ」の秘密
「チーズピザにはちみつ?」と思った方も多いはずです。これは実は意外ですね。
クワトロフォルマッジにはちみつをかける食べ方は、イタリア本場の食文化が起源です。特にゴルゴンゾーラのような青カビ系チーズは、牧羊が盛んだった北イタリアの山岳地方でそのまま食べる際に、チーズの強い塩気と風味を補完するためにはちみつを合わせてきた長い歴史があります。これをピザにも応用したのがクワトロフォルマッジ×はちみつの食べ方の始まりです。
風味の仕組みを科学的に見ると、ゴルゴンゾーラの強い塩味と青カビ由来の香り成分は、はちみつの糖分と合わさることで「コントラストペアリング」が生まれます。塩×甘の組み合わせは、人間の味覚が「美味しい」と感じやすい黄金パターンのひとつで、塩キャラメルや塩チョコレートが人気を博しているのも同じ原理です。
はちみつをかけるベストなタイミングは「焼き上がり直後」です。チーズがまだ熱く溶けている状態ではちみつをたらすことで、トロリとしたはちみつが焼きたてのチーズとなじみ、甘じょっぱい層が全体に広がります。
また、種類にこだわる方には「アカシアはちみつ」がおすすめです。クセが少なくさらりとした甘さのアカシアはちみつは、チーズの風味を邪魔せずに甘みだけをプラスできるので、クワトロフォルマッジとの相性が抜群とされています。
ただし、1点注意があります。イタリアの食文化では「塩辛いものと甘いものを混ぜない」を基本とする考え方も存在するため、「はちみつをかけるのはどのくらいイタリア流なのか」については、地域や店によって見解が分かれる部分です。あくまでもゴルゴンゾーラとはちみつを組み合わせる食べ方が特定の地域で発展したスタイルであり、それがピザへ広がったと理解しておくと良いでしょう。はちみつを使うなら問題ありません。
参考:クアトロフォルマッジとはちみつのペアリング解説(ピザポート)
https://pizzaport.jp/?mode=f6
2025年2月、ドミノピザの親会社・豪ドミノ・ピザ エンタープライズ(DPE)が、日本国内の約1,000店舗のうち172店舗(全体の約2割)を閉店すると発表しました。これはコロナ禍のデリバリー需要急増に乗じて出店を積極拡大したものの、需要増の一服とコスト上昇が重なり、不採算店舗が増加したことが主因です。
この発表は大きな話題となりました。当然のことながら、近隣店舗の閉店を機に「ドミノのチーズ系ピザを今のうちに食べておきたい」「懐かしのクワトロフォルマッジ風のメニューをもう一度」という声がSNS上で増えたのも、この時期からのことです。
閉店ショックで気づく人も多いのですが、ドミノのクワトロ・カマンベールミルフィーユのような「チーズ特化型クワトロ」は、通常のデリバリーピザチェーンでは類を見ない贅沢な構成で、実はドミノならではの一品です。これが良いことですね。
172店の閉店はフランチャイズ58店・直営114店が対象で、コスト削減効果として年間約1,550万豪ドル(約15億円)が見込まれています。東京ドームに換算すると15億円分の食材が節約できる規模感で、かなりの大規模再編といえます。
サイゼリアが好きな方にとっても、「手頃な価格で本格的なチーズ料理を楽しみたい」という欲求はよく分かるはずです。ドミノのチーズ系クワトロピザは、ボリューム・コスパ・チーズの種類の三拍子が揃った選択肢として、サイゼリアのアクア・パッツァやスカモルツァアッフィミカータと同様に「知る人ぞ知るチーズ体験」を提供しています。
参考:ドミノ・ピザ172店舗閉店の背景と経緯(日本経済新聞)
チーズ系クワトロピザを最もコスパよく楽しむなら、「お持ち帰り半額™」の活用が最重要です。
ドミノピザでは、クーポン不要・いつでも適用の「お持ち帰り半額™」が常時実施されています。対象はシンプル・クラシック・スペシャル・プレミアム(1〜4ハッピーレンジ)で、対象ピザをテイクアウトで注文するだけで自動的に半額になります。
たとえばクワトロ・カマンベールミルフィーユのMサイズは通常価格2,640円(税込)ですが、テイクアウトにすると1,320円になります。4種チーズのちょっと贅沢なピザが1,000円台で食べられるのはかなりお得といえます。
さらにお得な注文の組み合わせとして、「テイクアウト2枚以上で55%オフ」のセットがあります。これはお持ち帰り半額の割引が含まれたうえでの55%オフなので、友人や家族と複数枚購入するシーンで非常に有利です。
ドミノピザのクワトロ系チーズピザを試したいなら、まずアプリをダウンロードして「テイクアウト」モードで注文する、という1アクションだけ覚えておけばOKです。
なお、ピザBENTOや一部のセット商品はお持ち帰り半額の対象外になる場合があるため、会計が自動的に半額にならないときはメニューの選択を確認する必要があります。注文前にFAQを確認するのが条件です。
参考:ドミノピザ お持ち帰り半額™ 公式ページ(対象メニューや注意点を確認できます)
https://www.dominos.jp/hangaku