アブルッツォ料理を高田馬場で味わう唯一の本格店

サイゼリヤで知ったアブルッツォ料理、実は東京・高田馬場で本場の味を体験できるって知ってた?日本唯一の専門店「トラットリア ダイ パエサーニ」でしか味わえない郷土料理の魅力とは?

アブルッツォ料理を高田馬場で堪能する、日本唯一の本格郷土料理店

サイゼリヤで食べたアロスティチーニ(羊の串焼き)は、実は2,500円以上の価値がある超希少な郷土料理です。


この記事でわかること
🇮🇹
アブルッツォ料理とは?

イタリア中部・アブルッツォ州の伝統郷土料理。サイゼリヤでも提供されるアロスティチーニやキタッラパスタが代表格。日本ではほぼ知られていない"秘境の味"。

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高田馬場の専門店とは?

東京・西早稲田に構える「トラットリア ダイ パエサーニ」は、日本唯一のアブルッツォ料理専門店。ガンベロロッソ2026を5年連続受賞した実力派。

🍷
サイゼリヤ好きが得する理由

サイゼリヤのルーツと同じ"アブルッツォ"の本場料理を体験することで、サイゼリヤの味がより深く楽しめるようになる。600種類超のアブルッツォワインも圧巻。


アブルッツォ料理がサイゼリヤ好きにとって特別な理由


サイゼリヤが長年メニューに採用してきた「アロスティチーニ(羊の串焼き)」は、実はイタリア中部・アブルッツォ州の伝統料理です。アドリア海に面し、背後にアペニン山脈を抱えるこの州は、イタリア国内でもとくに自然豊かで、牧羊文化が根強く残る地域として知られています。羊料理や山岳地帯の豆料理など、他の州ではほとんど見られない食文化が今も生きています。


サイゼリヤのアロスティチーニを食べたことがある方なら、あのシンプルな塩味の串焼きがなぜあれほど旨みが強いのか、不思議に感じたことがあるかもしれません。答えはシンプルで、アブルッツォ州の伝統製法では去勢した成熟した羊(カスト)を使い、脂が最も乗った状態でカットして串に刺しています。日本の焼き鳥よりひと回り小さなサイズ感の中に、濃厚な旨みが凝縮されているのです。


つまりサイゼリヤのアロスティチーニは、アブルッツォ州の"本物の味"にかなり近い料理ということになります。


サイゼリヤでこのメニューを気に入っている方ほど、アブルッツォ料理の専門店を訪れる価値があります。なぜなら、サイゼリヤのメニューはあくまで大衆向けに最適化されたものであり、本場の郷土料理はさらに深い味わいと多彩なバリエーションを持っているからです。


| サイゼリヤのアロスティチーニ | 本場アブルッツォのアロスティチーニ |
|---|---|
| 約500円〜600円 | 1,900円〜(専門店) |
| 提供スタイル:皿盛り | 提供スタイル:専用炉台グリル |
| 塩味のシンプルな味付け | 塩のみ+厳選した羊の部位選定 |
| チェーン店向けに製造 | 職人が手作りで成形 |


アブルッツォ料理の定番メニュー・キタッラとアロスティチーニの基礎知識

アブルッツォ料理を語るうえで欠かせないのが、パスタの「キタッラ」と羊の串焼き「アロスティチーニ」の2品です。この2つはアブルッツォ州を代表する郷土料理であり、日本では高田馬場の専門店でしか本格的に味わえない逸品でもあります。


キタッラ(Chitarra) はイタリア語で「ギター」を意味するパスタです。木枠に金属弦を張ったギターのような専用器具を使い、パスタ生地を押し切って成形することからこの名前がつきました。断面は四角く、一辺は約2〜2.5mm程度(消しゴムの角くらいの細さ)。表面がざらざらしているため、濃厚なラグーソースがよく絡み、食べ応えのある仕上がりになります。


キタッラが重要なのです。このパスタはアブルッツォ州が発祥で、日本のキタッラを名乗るパスタもほぼすべてこの州の製法に由来しています。高田馬場の「ダイ パエサーニ」では手打ちの自家製キタッラを提供しており、機械製品では再現できないコシと食感を持っています。


アロスティチーニ(Arrosticini) は、去勢した羊肉を細長く切り、竹串に刺して炭火で焼いた料理です。本場では「フォルナチェッラ」と呼ばれる専用の細長い炉台を使い、10〜20本をまとめて一気に焼きます。味付けは塩のみ、という潔さが特徴です。牧羊が盛んなアペニン山脈周辺で生まれた料理で、羊飼いが余すことなく羊肉を活用するために考案したのが起源と言われています。


🐑 アブルッツォの代表的な郷土料理まとめ


| 料理名 | 特徴 |
|---|---|
| キタッラ | 断面が四角い手打ちパスタ。ラグーソースと相性抜群 |
| アロスティチーニ | 羊の串焼き。塩のみのシンプルな味付け |
| パッロッテ・カチョ・エ・オーヴァ | チーズと卵のボールをトマトで煮込んだ料理 |
| ヴェントリチーナ | アブルッツォ特産の自家製サラミ |
| ラム肉のラグー | 仔羊をじっくり煮込んだ濃厚ソース |


これが基本の5品です。どれもシンプルな素材を活かした力強い料理であり、ワインとのペアリングを前提に濃い味付けになっているのがアブルッツォ料理の共通点です。


高田馬場「トラットリア ダイ パエサーニ」でしか味わえないアブルッツォ体験

東京・西早稲田にある「トラットリア ダイ パエサーニ(Trattoria Dai Paesani)」は、日本で唯一のアブルッツォ料理専門店として、2014年9月にオープンしました。高田馬場駅から徒歩約10分、西早稲田駅からは徒歩5分ほどの場所に位置しています。


オーナーのジュゼッペ・サバティーノ氏は1958年生まれの生粋のアブルッツォ人です。祖父がサラミ職人だったことから7歳から食の世界に足を踏み入れ、アメリカやフランスなど各国で料理人・サービスマンとして経験を積んだのち、2000年に来日しました。現在のシェフはイタリア大使館の総料理長を務めた経歴を持ち、まさに"本物"のアブルッツォ料理を提供できる陣容です。


この店が特別なのは、「日本人の口に合わせた味付けに一切しない」という姿勢にあります。アブルッツォ料理は基本的にワインと合わせて食べるため、塩分が濃く、旨みが強い味付けになっています。ある訪問者は「喉が乾いてフォカッチャを食べすぎる」と語るほどで、それこそが本場の証です。


メニューはすべてアブルッツォ料理で統一されており、イタリア語表記は標準イタリア語ではなくアブルッツォ方言が使われています。その徹底したこだわりは、食べログ「イタリアン TOKYO 百名店 2023」への選出、そしてガンベロロッソ2026で5年連続受賞という評価につながっています。ガンベロロッソはイタリアの最権威ある食のガイドブックであり、日本国内でこの賞を受賞しているのはごく限られた店舗だけです。


📌 店舗基本情報


| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | トラットリア ダイ パエサーニ |
| 住所 | 東京都新宿区西早稲田2-18-19 |
| アクセス | 副都心線・西早稲田駅 徒歩5分 / 東西線・高田馬場駅 徒歩10分 |
| 営業時間 | ランチ11:30〜15:00(L.O.14:00)/ディナー18:00〜22:30(L.O.21:30) |
| 定休日 | 月曜・第1・第3日曜日 |
| 予算目安 | ランチ2,000〜3,999円 / ディナー6,000〜7,999円 |
| 予約 | 可(一休・食べログ等より) |


参考リンク(食べログ公式ページ・メニューや口コミが確認できます)。
トラットリア ダイ パエサーニ - 食べログ


アブルッツォワイン600種類超の衝撃と、サイゼリヤ好きが感じる「違い」

「ダイ パエサーニ」のもう一つの顔が、アブルッツォワインの専門的なラインアップです。ワインリストに載るのはアブルッツォ州のワインのみで、その数は600種類を超えています。ワインショップでも滅多にお目にかかれないような希少銘柄が揃っており、特にアブルッツォの"絶対王者"と称されるワイナリー「エミディオ・ペペ(Emidio Pepe)」のボトルは、1本3〜4万円の価格帯のものが取りそろえられています。


ここが重要なポイントです。サイゼリヤではグラスワイン1杯約200〜400円で楽しめますが、アブルッツォの本物のワインは、同じ州で作られていても価格帯もクオリティもまったく別次元です。エミディオ・ペペのワインはビオディナミ農法(オーガニック農法のさらに上位概念)を採用し、今でも足でブドウを踏み潰す昔ながらの製法を守っています。グラス1杯で2,000〜4,000円相当になることもあります。


サイゼリヤのリーズナブルなワインも美味しい。ただし、アブルッツォワインの奥深さはその比ではありません。


サイゼリヤ好きにとって、この専門店を訪れることで得られる体験は「コストパフォーマンス」ではなく「食文化の深さ」です。サイゼリヤが日本全国に広めてくれたアブルッツォの味を"入口"とするならば、「ダイ パエサーニ」はその"本丸"といえます。


🍷 アブルッツォの主な品種・ワイン


| ワイン名(品種) | 特徴 |
|---|---|
| モンテプルチャーノ・ダブルッツォ | 濃い赤。タンニンが豊かで料理との相性抜群 |
| トレッビアーノ・ダブルッツォ | 辛口白ワイン。魚介・チーズと相性が良い |
| チェラスオーロ | アブルッツォ特有のロゼワイン。淡い赤みが特徴 |
| エミディオ・ペペ(銘柄) | ビオディナミ製法の最高峰。希少性が高く30年熟成も |


ワインに詳しくない方でも、スタッフやオーナーが丁寧に説明してくれるため安心です。「まずアブルッツォのワインを1杯飲んでみたい」という目的だけで訪れる方も少なくありません。


参考リンク(アブルッツォワインとアロスティチーニの解説記事。選び方の参考になります)。
羊好きソムリエが語る羊肉とワイン~イタリア・アブルッツォ編


日本初の「魚熟成庫」導入が示す、アブルッツォ料理の進化と独自性

「ダイ パエサーニ」が現在もっとも注目されている理由のひとつが、日本初の魚熟成庫を導入した魚介料理です。熟成庫内で一定の温度・湿度・風量を管理しながら魚を熟成させることで、通常の鮮魚には出せない深い旨みを引き出す技術で、これは肉の熟成(ドライエイジング)の概念を魚に応用したものです。


アブルッツォ州はアドリア海に面しているため、魚介料理も伝統料理のひとつです。ただし日本でアブルッツォといえば肉料理のイメージが強く、魚介料理が食べられることはほとんど知られていません。この点は意外ですね。


熟成魚はそのまま食べても通常の魚とは違うアミノ酸の旨みが感じられ、スパゲッティや前菜に使うと味の重層感が大幅に増します。同店が提供する手長海老のトマトクリームソース・キタッラ(2,500円)は熟成した魚介のエキスがソースに溶け込み、ほかの店では絶対に出せない味になっているのです。


さらに「ダイ パエサーニ」では、千葉県の自家農園で完全無農薬栽培した野菜を使用しています。オーナーのジュゼッペ氏は夜遅くまで店を営業したのち、翌朝まだ暗いうちから千葉の畑に出て野菜を収穫することがあるそうです。その姿勢がこの店の料理に込められた本物感を支えています。


📋 「ダイ パエサーニ」の主なディナーメニュー例


| メニュー | 価格(税込) |
|---|---|
| 自家製アブルッツォサラミの盛り合わせ | 2,400円 |
| 羊の串焼き アロスティチーニ | 1,900円 |
| 手長海老のトマトクリームソース キタッラ | 2,500円 |
| 平日Aランチセット(サラダ+パスタ) | 1,200円 |
| Bランチセット(前菜+パスタ) | 2,100円 |
| Cランチセット(前菜+パスタ+メイン) | 3,100円 |


ランチセットが特に狙い目です。平日の1,200円ランチなら、本物のアブルッツォパスタをサイゼリヤとほぼ変わらない感覚で体験できます。これは使えそうです。


参考リンク(キタッラパスタの特徴・製法・ソースとの相性を詳しく解説しています)。
キタッラとはどんなパスタ?ボ~ノ・イタリア~ノがわかりやすく解説


サイゼリヤ好きが「ダイ パエサーニ」を訪れる前に知っておくべきポイント

サイゼリヤに慣れている方がこのお店を訪れる際、事前にいくつかのポイントを押さえておくと、より充実した食体験になります。


①予約は必須です。 36席と規模が大きくないこと、そして食べログ百名店やガンベロロッソ受賞の知名度もあり、週末のディナーは予約なしでは入れないことが多い状況です。一休、食べログ、ホットペッパーのいずれからでもオンライン予約ができるので、訪問前に必ず確認しておきましょう。


②ランチから入るのがおすすめです。 ディナーは口コミ平均で1人6,000〜7,999円程度になります。予算を抑えたい場合は平日ランチが最も効率的で、1,200円から本格アブルッツォパスタが楽しめます。サイゼリヤを知っている方には「1,200円でここまで?」という驚きが待っています。


③味付けは濃い目で、ワインを合わせる前提です。 日本人向けにアレンジされていないため、料理単体で食べると塩分が高く感じることがあります。グラスワインを1杯注文するだけでもバランスが取れるようになります。ノンアルコールの方はミネラルウォーターを多めに手元に用意するのがコツです。


④定休日に注意します。 毎週月曜日と第1・第3日曜日が定休です。「日曜の夜に行こう」と考えていて行けなかった、という失敗が多いので、必ず訪問前にInstagramや食べログで最新情報を確認してください。


⑤キャンセル料は当日連絡なしで100%、前日以降で50%発生します。予定変更の際は早めに連絡することを忘れずに。


🗺️ アクセスまとめ


| 路線 | 最寄り駅 | 所要時間 | ルート |
|---|---|---|---|
| 東京メトロ副都心線 | 西早稲田駅 1番出口 | 徒歩5分 | 右折→馬場口交差点を右折→右手 |
| 東京メトロ東西線 | 高田馬場駅 7番出口 | 徒歩10分 | 早稲田通りを早稲田大学方向→馬場口交差点直進→右手 |
| JR各線 | 高田馬場駅 | 徒歩12分 | 上記と同ルート |


高田馬場を中心に動くなら、西早稲田駅経由が最もスムーズです。


訪問前にInstagramアカウント(@trattoria_dai_paesani)をフォローしておくと、週替わりメニューや季節のアブルッツォ料理情報が事前に確認できておすすめです。本場アブルッツォの食文化を東京で体験できる機会は、日本全国見渡してもここ1軒だけ。サイゼリヤで親しんだあの味の"源流"を、ぜひ自分の舌で確かめてみてください。


参考リンク(ガンベロロッソ2024・2026の受賞レストランおよびダイ パエサーニの評価が掲載されています)。
ガンベロロッソが国内最大級の業界向けイタリアワイン試飲会を開催(PR TIMES)






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