サイゼリヤの看板メニューより安い料理が、ここには10種類以上そろっています。
「バール コマド」は、滋賀県大津市中央2-4-16に構える隠れ家的なイタリアンバルです。京阪石山坂本線の島ノ関駅から徒歩約8分、JR大津駅北口からも徒歩約9分というアクセスで、少し路地を入った場所にあります。外観はピンク色の扉が目印で、中の様子がわからないほど控えめな間口。まるでミラノの路地裏で見つけたバールのような雰囲気と評されるほど、雰囲気づくりにこだわっています。
店内はコンパクトで、総席数24席(カウンター7席・テーブル・ソファー席)という落ち着いたつくり。1階にはおひとり様でも入りやすいハイカウンター席と、ゆったりくつろげるソファータイプのテーブル席があります。2階は1組限定のプライベートルームで、10名〜最大14名まで対応可能。誕生日や記念日、会社の宴会にも利用されています。
サイゼリヤが好きな人は、「イタリア料理=リーズナブルに楽しめる」という感覚に慣れていると思います。バール コマドも、その感覚を裏切らないお店です。ディナーの平均予算は1人あたり5,000〜7,000円ですが、バータイム(15:00〜17:00)を利用すれば、気軽な一杯とアテをさっと楽しむことも可能です。つまり使い方次第でお財布への負担をコントロールできます。
営業時間は、火・木〜日・祝日の15:00〜17:00(バータイム)と17:30〜21:30(ディナータイム)。定休日は月曜日と水曜日です。なお、席のみ予約でキャンセルした場合、当日0時以降は1名あたり5,000円のキャンセル料が発生するので注意が必要です。予約はホットペッパーグルメやお店への電話(077-527-0033)から行えます。
バール コマド 公式予約ページ(ホットペッパーグルメ)|コース・席予約、メニュー写真なども確認できます
バール コマドのメニューは、前菜・サラダ・お肉・おつまみ・ピッツァ・リゾット・パスタ・チーズ・ドルチェと、イタリアンバルとして必要なカテゴリーが一通り揃っています。メニュー数の多さが特徴です。
まず前菜は、季節ごとに内容が変わる「前菜盛り合わせ(1,000円〜)」が看板メニューです。2人用1,600円・3人用2,100円・4人用2,500円・5人用3,300円と、人数に合わせて注文できるのが便利なポイント。生ハムやパテ、旬の素材を使ったアテが盛り込まれており、毎回内容が異なるので何度来ても新鮮です。これが基本です。
パスタはトマトソース系・クリーム系・オイル系と3系統で構成され、各系統に複数の種類が揃っています。代表例として、ペンネアラビアータ(1,350円)・茄子とトマトソース(1,350円)・アマトリチャーナ(1,400円)が並びます。サイゼリヤのパスタと比較すると価格帯は数倍になりますが、素材へのこだわりと手仕事の丁寧さが価格差に見合うと、多くの口コミが評価しています。
ピッツァはカボチャのピッツァ(1,200円)などの季節限定品も登場します。リゾットはカキとペンネのクリームリゾット系など、季節食材を取り入れたものが定番として用意されています。意外ですね。イタリアンというとパスタやピザが注目されがちですが、バール コマドはリゾットの評価も高いです。
お肉料理では、看板ともいえるラムチョップ(3,800円)が特にコアな人気を誇ります。下処理と火入れに丁寧な工夫が施されており、独特の風味が程よく引き立てられています。また、牛ハラミ・熟成豚・鶏もも・子羊など、多い時には10種近くのお肉料理が揃うこともあり、そのほとんどが1,000円台という価格設定はなかなかの驚きです。
チーズはワインのお供として単品でも注文でき、種類の豊富さがお酒好きには特に好評です。ドルチェは手づくりのティラミスが人気No.1ですが、かなりの確率で売り切れているという情報もあります。これはデメリットとして事前に把握しておくと安心です。
| カテゴリー | 代表メニュー例 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 前菜盛り合わせ | 季節の前菜・生ハム・パテなど | 1,000円〜(人数によって変動) |
| サラダ | コマドサラダ | 800円 |
| お肉 | ラムチョップ・牛ハラミ・熟成豚など | 1,000円台〜3,800円 |
| ピッツァ | カボチャのピッツァ など | 1,200円〜 |
| パスタ | ペンネアラビアータ・アマトリチャーナなど | 1,350円〜1,400円 |
| チーズ | 種類豊富に常備 | 要確認 |
| ドルチェ | 手づくりティラミス(売り切れ注意) | 要確認 |
バール コマドにはアラカルト注文のほかに、複数のコースプランが用意されています。コスパと内容のバランスを見て選べるのが嬉しいポイントです。
現在設定されているコースは、主に以下の5種類です。
特に注目したいのが、「20:30〜限定の2次会プラン(3,500円・税込)」です。2次会や飲み会の流れで立ち寄る場合に使えるプランで、コンパクトにまとまっているのが特長です。これは使えそうです。
ただし、コース予約をキャンセルする場合は当日0時以降から1名あたりコース料金の100%が発生します。サプライズや記念日の演出も対応してもらえるので、事前に電話で相談してみることをおすすめします。飲み放題オプションも別途設定されているので、ワインをたくさん飲みたい方はコース予約時に確認しておくと安心です。
なお、2階のプライベートルームは10名〜14名を目安とした1組限定の個室で、フロアを丸ごと貸し切ることも相談可能です。会社の宴会・同窓会・結婚のお祝いなど、騒ぎたい場面にも向いています。電子マネーは利用不可ですが、VISA・マスター・アメックス・JCB・PayPayが使えます。
バール コマド 公式コース一覧ページ|各プランの詳細・内容・価格が確認できます
バール コマドの名前にある「バール(Bar)」は、イタリア語で気軽に立ち寄れる飲食店を指す言葉です。サイゼリヤがイタリアのトラットリアをルーツに持つのと同様に、バール コマドもイタリアの食文化をリスペクトした空間づくりをしています。そのコンセプトが最も色濃く出ているのが、ワインラインナップです。
店内にはソムリエが厳選したワインがそろっており、スパークリングワイン・白ワイン・赤ワイン・サングリアと幅広く取り揃えられています。ワインに精通したスタッフに「今日はラムチョップを食べたい」「パスタに合うものが欲しい」と一言相談するだけで、ベストな一杯を提案してもらえます。ワイン選びが苦手な人でも安心です。
サイゼリヤでデカンタワインを気軽に楽しんだことがある方には、バール コマドでのワイン体験は一段上のものとして刺さるはずです。グラスワインから始めて、気に入ったらボトルに切り替えるという使い方が、常連の間では主流とされています。ワインと食事の総額は、飲む量にもよりますが1人あたり3,000〜5,000円程度に収まるケースが多いです。お財布への負担は小さくないですが、料理のクオリティと空間のレベルを考えると、十分に納得できる水準です。
バータイムである15:00〜17:00は、ディナータイムよりも気軽に立ち寄れる時間帯です。ワイン1〜2杯とおつまみ数品だけで利用すれば、1人2,000円台に収めることも不可能ではありません。サイゼリヤのランチ感覚で訪れるのは難しいですが、少し贅沢な平日の夕方をここで過ごすという選択肢は大いにアリです。
バール コマド ぐるなびページ|店舗基本情報・アクセス・ワイン詳細について確認できます
サイゼリヤが長年愛される理由のひとつは、「本場イタリア料理を手軽に、毎日食べられる価格で」というコンセプトです。バール コマドはそのサイゼリヤとは価格帯が異なりますが、本質的な部分では同じ思想を共有しています。それが「イタリアの食卓を、気取らずに楽しんでほしい」というスタンスです。
店主は京都・先斗町の人気イタリアンで腕を磨いた女性料理人。その技術と感性が、コマドの料理の土台を作っています。「バジルとトマト」のような超オーソドックスなパスタを「また食べたい」と思わせる奥深さが最大の強みで、これは一度食べた人が口コミで語り継ぐ理由でもあります。つまり素材と技術の掛け算がここに詰まっています。
また、メニューの内容が毎回少しずつ変わる点も、リピーターが増え続ける理由のひとつです。季節ごとに旬の食材を取り入れたメニューが加わるため、「前回食べたあのメニューはもう終わってしまった」という経験が、逆に「また来よう」という動機になります。サイゼリヤの定番メニューに安心感を覚えるのと同様に、バール コマドでは毎回の変化に期待感を持つ、という違う種類の楽しみ方があります。
小さい空間ながらも、ボリュームたっぷりのメニューラインナップは一見のギャップです。「こじんまりしたお店だから品数も少ないだろう」という想像をあっさり裏切ります。おつまみ・前菜・メイン・パスタ・ピザ・デザートと、コースとしての流れを自由に作れる品ぞろえが、大人数のテーブルでも困ることのない満足感を生んでいます。これが条件です。
滋賀・大津という場所柄、京都のような行列や長い待ち時間とは無縁な点も、静かに通い続けたい人にとっては大きなメリットです。「もし京都の繁華街にあれば予約が取れないレベル」という評価はまんざらではなく、知る人ぞ知る穴場的な立ち位置が今もバール コマドの魅力のひとつになっています。
サイゼリヤでイタリア料理に親しみを覚えた方に、次のステップとして訪れてほしいお店の筆頭が、このバール コマドです。価格差はありますが、料理・空間・ワインのすべてが「ちょっとだけ贅沢なイタリアの夜」を演出してくれます。まずは15時からのバータイムを使って、1杯+おつまみ1〜2品から試してみるのが最もハードルの低い入り口です。
バール コマド ヒトサラ掲載ページ|利用シーン・バータイム詳細・雰囲気が確認できます