ツナが乗ったピザは、実は普通のピザより脂質が約30%少なくてダイエット向きです。
「トンノ(tonno)」とはイタリア語で「マグロ」を意味する言葉です。つまりトンノ ピザとは、直訳すれば「マグロのピザ」ということになります。
日本では「トンノ=ツナ缶」と思っている人が多いですが、本場イタリアでは生のマグロもツナ缶もどちらも「トンノ」と呼びます。つまり定義はもう少し広いわけです。
ピザ・トンノの定番トッピングは以下の組み合わせです。
イタリアのピッツェリアでは、このトンノとチポッラ(玉ねぎ)の組み合わせは「ピッツァ・トンノ・エ・チポッラ」として定番中の定番で、南イタリアの沿岸地方で特に好まれてきた一品です。
海に面したカンパーニャ州やシチリア州では、マグロは身近な食材です。だからこそピザのトッピングに使われるようになったという背景があります。
ツナの旨味が基本です。チーズと合わさることで塩気とコクのバランスが絶妙に整い、ワインにも合う大人向けの味わいに仕上がります。
注目すべき点のひとつが、玉ねぎの役割です。薄切りにして生のまま(または軽くマリネして)のせることで、加熱後に甘みが引き出され、ツナの塩気とうまく調和します。玉ねぎを省いてしまうと、味のバランスが崩れやすい点には注意が必要です。
サイゼリヤといえばリーズナブルなイタリアンチェーンとして日本に定着していますが、実はピザメニューの変遷は意外と激しいのです。
現在(2025〜2026年時点)のサイゼリヤのピザラインナップは以下の4種類です。
| メニュー名 | 税込価格 | 特徴 |
|---|---|---|
| バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ | 400円 | 水牛チーズ使用・看板メニュー |
| ソーセージピザ | 400円 | シンプルでボリューム感あり |
| たっぷりコーンのピザ | 400円 | 子どもにも人気 |
| 野菜ときのこのピザ | 400円 | ヘルシー志向向け |
これを見ると、「トンノ ピザ」という名称のメニューは現在のサイゼリヤには存在しません。これが事実です。
過去にはパンチェッタ(豚バラ塩漬け肉)のピザなども存在しており、ピザのラインナップはメニュー改定のたびに整理されてきた経緯があります。2022年の冬のグランドメニュー改定では複数の人気メニューが廃止され、ファンの間で惜しむ声が多数上がりました。アンチョビのピザの復活を求める声は今もSNS上に残っています。
つまりサイゼリヤでトンノ ピザは注文できない、というのが現在の状況です。
ただし、「トンノ ピザをサイゼリヤで食べたい」という気持ちは十分に理解できます。サイゼリヤのピザ生地はシンプルでクセがなく、トッピングとの相性が良いことで知られているからです。これはチャンスでもあります。
実は、サイゼリヤのピザはトッピングのカスタマイズが一定範囲で可能です。たとえばマルゲリータピザをベースに、卓上のペペロンチーノオイルやタバスコを加えるなど、テーブル調味料を活用したアレンジは多くのファンが実践しています。ただしツナを自分で持ち込んでのせるといったことは、衛生上・マナー上お店のルールに従うのが大前提です。それが条件です。
サイゼリヤでトンノ ピザのような味わいを楽しみたい場合は、後述する自宅再現レシピが最も現実的な方法といえます。
「ピザはカロリーが高い」というイメージをお持ちの方は多いでしょう。確かに一般的なピザのカロリーは1枚(約386g)で637kcal程度とされています(文部科学省の食品成分データ参照)。これはコンビニのおにぎり約3個分に相当する量です。
しかしトンノ ピザは、メインのトッピングがツナとオリーブと玉ねぎという構成のため、ソーセージやチーズをたっぷり使ったピザと比べると脂質が抑えられる傾向があります。これは使えそうです。
ツナのトッピング(ツナ缶1/2缶相当、約70g)には以下のような栄養が含まれます。
特にオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)は、血液サラサラ効果や脳の健康維持との関係で注目されている成分です。普通のピザトッピングではなかなか摂れない栄養素が含まれている点は、トンノ ピザの大きな特徴です。
一方で注意したいのは塩分です。ツナのオイル漬け缶詰は製品によってナトリウム含有量が異なります。1枚のピザでおよそ2〜2.5g程度の塩分が含まれる場合があり、高血圧が気になる方は食べすぎに注意が必要です。塩分には注意が必要です。
カロリーを抑えたい場合は、オイル漬けではなく水煮のツナ缶を使うと脂質を大幅にカットできます。また玉ねぎの量を多めにすると食物繊維が増え、満腹感も得やすくなるのでおすすめです。
健康面を意識しながらピザを楽しみたい方は、トンノ ピザはかなり賢い選択といえます。
本場のトンノ ピザを自宅で再現することは、それほど難しくありません。ポイントを押さえれば、市販の食材だけで十分においしく仕上がります。
まず基本的な材料(直径20cm・1枚分)を確認しましょう。
作り方のコツ:3つのポイント
焼き時間は予熱済み250℃で約7〜10分が目安です。チーズに焼き色がついてきたタイミングが引き上げどきです。焼き上がったらオリーブオイルを回しかけ、オレガノをひとふりして完成です。これが基本です。
市販の生地を使えば、準備から完成まで約15〜20分で仕上がります。週末のランチや夕食のひと品として、思ったよりずっと手軽です。
冷凍ピザ生地が手に入らない場合は、スーパーの冷蔵コーナーやパン売り場に置いてある「石窯工房」シリーズ(マルゲリータ)などを活用し、トッピングだけ変えるアレンジも現実的な方法です。手軽さが条件です。
サイゼリヤに通い慣れた人ほど、食材の組み合わせへの嗅覚が鋭くなっています。そのセンスをトンノ ピザのアレンジに活かすと、かなり面白い一品が生まれます。
サイゼリヤのマルゲリータをベースにしたトンノ風アレンジ
サイゼリヤのマルゲリータピザ(400円)は、トマトソースとシンプルなモッツァレラチーズだけというベーシックな構成です。言い換えれば、「トッピングを追加するための余白がある」ピザでもあります。
ここに自宅から持ってきたツナ缶と玉ねぎのスライスをのせる…というのは店内でできる行為ではありませんが、自宅でサイゼリヤのピザをテイクアウトしてから仕上げるという方法なら話が別です。サイゼリヤのテイクアウトピザは2025〜2026年時点でも利用可能で、400円で購入したピザを自宅に持ち帰り、ツナ・玉ねぎをのせてオーブンで追い焼きするという「ハーフメイド・トンノ」は、コストパフォーマンスと手軽さのバランスが絶妙です。
🍕 上級アレンジ:トンノ × ハモンセラーノ
サイゼリヤファンの間では、マルゲリータにハモンセラーノ(生ハム)を追加するアレンジが人気です。このアレンジにツナをプラスすると、塩気の層が増して複雑なうまみに変化します。ツナの旨味+生ハムの塩気+チーズのコクが三位一体となる感覚は、かなり新鮮です。意外ですね。
🥚 半熟卵をのせる「ビスマルク風トンノ」
本場イタリアのピッツェリアでは「ビスマルク」スタイル(卵をのせたピザ)も定番です。トンノ ピザに半熟卵をひとつのせると、黄身が割れて全体に絡み、リッチな味わいになります。これはサイゼリヤのビスマルク風アレンジの発展形とも言えます。半熟卵を焼く前にのせるか、焼き上がり直前に追加するかで食感が変わる点も楽しいポイントです。
これらのアレンジを試す価値があります。サイゼリヤで磨かれた「低コスト・高満足」の感覚を持つ人こそ、トンノ ピザのアレンジを最大限に楽しめると言っても過言ではありません。
参考リンク(トンノを含むイタリア料理の素材・意味についての解説)。
パスタ料理の名前の意味一覧(TOMATO & BASIL)|イタリア語の食材名の意味や成り立ちを解説しています。トンノがどのように料理名として使われるかの参考になります。
参考リンク(ピザの栄養価について)。
日本ピザ協議会「ピザはバランス栄養食」|ピザに含まれる炭水化物・たんぱく質・カルシウムなどの栄養素について解説されています。トンノ ピザの栄養バランスを考える際の参考になります。

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